【ラジオ雑学】コールサインの法則

【ラジオ雑学】コールサインの法則

「コールサイン」、日本語では「呼出符号」。国から免許がおりたすべての無線局(船舶、航空、アマチュアなど)にアルファベットや数字を組み合わせた識別子が与えられています。

放送局も例外ではなく、「JO」から始まるコールサインが割り当てられています。NHKラジオの東京が「AK」、大阪が「BK」、また、民放ではニッポン放送が「LF」、文化放送が「QR」と呼ばれているのを聞いた事があるかもしれませんが、これらはコールサインの末尾2文字から来ています(※フジテレビを業界人が「CX」と呼ぶのも同じです)。

放送局のコールサインはある程度法則性があり、これを覚えておくと特に人生で役立つこともなかなかありませんが、放送の歴史、成り立ちをある程度体感することはできます。

民放ラジオの歴史は1951年9月1日に中部日本放送(CBC)が電波を出したところからスタートするわけですが、その後は全国各地で開局ラッシュとなりました。
特に51年から2年間で多くのラジオ局が誕生しました。1953年前半までに登場した局には「JO*R」というコールサインが割り当てられています。

アルファベット順に見てみると…

JOARCBCラジオ(CBC)
JOBR京都放送(KBS)
JOCRラジオ関西(CRK)
JODR新潟放送(BSN)
JOER中国放送(RCC)
JOFRRKB毎日放送(RKB)
JOGR青森放送(RAB)
JOHR北海道放送(HBC)
JOIR東北放送(TBC)
JOJR四国放送(JRT)
JOKRTBSラジオ(TBS)
JOLR北日本放送(KNB)
JOMR北陸放送(MRO)
JONR朝日放送(ABC)
JOOR毎日放送(MBSラジオ)

といった具合。老舗放送局がずらりと並びます。
日本の民間放送で一番最初に開局したのは中部日本放送=CBCなので開局順とも思ってしまいますが、二番目のMBSが「JOOR」。予備免許の発行から開局までにタイムラグがありその期間が各局バラバラなことや、結局開局に至らなかった局のコールサインが後から申請のあった局に割り振られるなどがあったため(※JODRやJOGR)、多少の前後があるのです。ともあれ「JO*Rは老舗局」と覚えておいて間違いはないでしょう。

その他民放局のコールサインのおもな法則は以下のとおりです。

JO*F1953年10月以降開局した親局例:JOAF(南海放送)
JO*OJO*Rの支局例:JOUO(NBCラジオ佐賀)
JO*WJO*Rの支局例:JOBW(KBS滋賀)
JO*LJO*Fの支局例:JORL(RFラジオ日本小田原局
JO*U(-FM)1969~1988年開局のFM局例:JOAU-FM(TOKYO FM)
JO*V(-FM)1988年~開局のFM局例:JOAV-FM(J-WAVE)
JOZ(数字)ラジオNIKKEI例:JOZ(ラジオNIKKEI)
JO*W(-FM)外国語FM局例:JODW-FM(InterFM897)

それでは最後にマニアッククイズでお別れです。

Q. JO*U(-FM)は老舗FM局に割り当てられているためJFN系列の局がほとんどですが、唯一JFN以外のFM局があります。それはどこでしょう?

A. FMヨコハマ(JOTU-FM)

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